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保存期間次第でレジロールの種類が変わります
レジロールはレジなどで使われる用紙のことを意味します。そのレジなどで使われる用紙はトイレットペーパーのように円形に巻かれていまして、そのためにロールと名乗っています。このレジロールの用紙は個人のプライベートではあまり使われていませんが、商売の現場で比較的多用されています。その代表的な一例はコンビニやスーパーなど小売店のレジで使われる領収書、電気やガスや水道などの検針票、自動券売機などの食券などが該当します。また病院や金融機関での順番待ちのための整理券、鉄道の列車内で車掌が販売している切符もこれに該当する場合があります。このレジロールは発券する機械の種類により2種類に分類することができます。その2種類のうちの1つは感熱紙タイプで、もう1つは普通紙タイプとなります。
この2種類のレジロールのうちで感熱紙タイプの特徴はインクを使わずして印刷できる紙となります。これは別の表現でサーマル紙とも呼ばれています。これを使うには感熱用のプリンターに感熱用の用紙を装填し、機械の熱により感熱させて印字をします。感熱用の用紙は全体的に薄くできていて、その表面には特殊な薬品が塗装されています。その薬品塗装のために熱を加えるだけで発色が可能となります。そのためにインクを時折補充する手間とコストが省けるし、インクつまりを解消するためのメンテナンスも行わずに済みます。また印字自体のスピードも早いとされます。ただしその反面として用紙自体のコストが高くなる傾向となります。そして印字された感熱紙は長期保存に不向きとなります。そのために光や湿気などの影響で何年もするといつの間にか字が消えていることもしばしば発生します。
そのため少しでも保存期間を延ばしたければ冷暗所で保管するなどの工夫が要求されます。ただしそれでも半永久的な保存には向かないとされます。一方の普通紙タイプはインクで印字をするタイプとなります。こちらの特徴はインクで印字をすることとなります。その印字された普通紙のメリットは感熱紙タイプに比べて長期保存に向いている点となります。また用紙自体のコストも安価な傾向となります。ただしデメリットとしてインクを時々補充をしないとならないために、使えば使うほどインク代がかさばることとなります。さらに印字自体のスピードも遅めになります。なおこの感熱紙も普通紙もロールは紙幅が何種類かに分かれています。印字するプリンターに装填する場合は、そのプリンターに適合する紙幅を選ぶ必要があります。